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Channel: 錦之助ざんまい
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近況報告―そろそろ始動(その2)

 今日、東映営業部と連絡を取った。  錦之助ファンにとってはガッカリするお知らせである。  実は、『剣は知っていた...

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錦ちゃんファンからの反響

 最近、「錦之助映画ファンの会」の数名の女性の方から電話連絡をいただき、ニュープリントにできなかった作品『紅顔無双流...

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成澤昌茂さんからうかがった話

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TBSラジオで萬屋錦之介を紹介

 おととい、錦之助映画ファンの会のNさんから電話があった。 「今度の6日の日曜、ラジオで錦ちゃんの特集があるようだけど、背寒さん、知ってる?」 「知りませんね。ラジオでやるって、何、するんですか?」と私。 「爆笑問題が司会をしている番組で、萬屋錦之介を取り上げるんですって。27人の証言っていうタイトルが付いているんだけど」 「27人の証言?錦ちゃんを裁判にでもかけようってわけですかね」...

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ファンの会の記念小冊子「青春二十一」

 3月に入ってずっと、錦之助映画ファンの会の記念小冊子の編集制作をやっていた。先週の金曜にそれがやっと終わった。印刷所へ入稿したので、4月1日には完成予定である。...

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ご無沙汰していました。

 4月の半ばから約50日間、ずっと新刊本の編集制作をやっていた。錦ちゃんとはまったく関係ない本で、ガラクタ屋さんの本である。  4月に行った錦之助映画ファンの会のパーティに出席された方は、土曜日に錦ちゃんのブロマイドなどを売っていた中年男性を見かけたと思うが、あの人のエッセイ&写真集で、タイトルは「東京都ガラクタ区お宝村」。 先週の金曜日に印刷所に入稿したので、今週金曜日には出来上がる。...

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雑感

 新刊「お宝村」の書店営業がようやく終わりそうで、少しずつ自分の時間が持てるようになってきた。 今週は、ポップを50枚ほど作って、平積みにして販売してもらっている書店へ配っている。今日は、市ヶ谷の文教堂、秋葉原の有隣堂と書泉ブックタワー、御徒町の明正堂、北千住のブックファーストと紀伊国屋を回ってきた。なにしろ暑かった。気温30度はあったと思う。...

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渡部保子さんのこと

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錦ちゃんの映画

 久しぶりに錦ちゃんの映画を観てきた。  現在、渋谷のシネマヴェーラで加藤泰監督特集をやっているが、土曜日にちょうど『源氏九郎颯爽記 白狐二刀流』を上映していたので、夜9時からの最終回を観に行った。『白狐二刀流』は、約1年3ヶ月ぶりに観た。この作品は、2009年3月の錦之助映画祭りに際し、東映ビデオにお願いしてDVD化してもらい、ニュープリントにしたものだ。...

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ファンの会の催しについて

ご無沙汰していました。 5月からずっと本の制作と営業で忙しく、夏は読書と執筆に専念していたので、錦之助関係の活動がほとんど出来ませんでした。ブログも何も書かず、申し訳ありませんでした。 そろそろ、錦之助映画ファンの会の活動を再開しようと思います。(私もまた頑張ろうと決心しました。)...

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『任俠清水港』(その13)

 足立に代わって錦之助がやってみることになった。通しで立ち回りをやったあと、 「斬るほうはいいけど、斬られるときの合わせ方が難しいなァ。それに、斬られる瞬間、背筋がぞくぞくしちゃって……心臓にもよくないよ」  と言う錦之助に、足立が笑いながら言った。 「臆病な石松やな。切っ先、三尺も離れてるんやから、怖がらないでうまく斬られといてや」  最後の斬り合いの部分は、映画の時間にして約1分40秒。...

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『任俠清水港』(その14)

 12月3日、錦之助は『任侠清水港』で残っていたシーンを撮り終え、石松役はお役御免となった。そして、8日には『七つの誓い』3部作の撮影も終了し、これで今年の映画の仕事をすべて済ませた。朝早くから夜遅くまで撮影漬けの長くて大変な一ヶ月半であった。10月末に風邪を引いて声がかれた。11月末には『七つの誓い...

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『任俠清水港』(その15)

 『任侠清水港』を撮り終わった後、監督の松田定次は、錦之助について、「近代映画」誌のインタビューにこう語った。(「近代映画」昭和32年2月号所載「ごひいきスター読本 中村錦之助」)...

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『任侠清水港』(最終回)

 『任侠清水港』で錦之助の石松を見た観客は、錦之助の変身ぶりに最初は驚いた。が、見ているうちに、錦之助が石松役にぴったりはまっているように感じ始め、その魅力に惹きつけられていった。お人よしで愛嬌のある錦之助の石松に共感を覚え、映画の途中からは、石松とともに喜び、がっかりし、悔しがって、観客はすっかり石松に感情移入していた。...

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『浪花の恋の物語』(その1)

 近松門左衛門の「冥途の飛脚」を東映が映画化する企画が持ち上がったのは、昭和33年の暮であった。  きっかけは、シナリオライターの成沢昌茂が12月半ばに渋谷の東横ホールで「恋飛脚大和往来」を観たことだった。...

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『浪花の恋の物語』(その2)

「監督は吐夢さんがいいと思いますけど……」と鈴木尚之が続けて言った。  内田吐夢は、鈴木が最も敬愛し、また親しく接している監督であった。吐夢と仕事上の付き合いが始まったのは、『黒田騒動』(昭和30年秋に製作)からで、すでに9本の吐夢作品に関わって、企画準備やシナリオの完成に協力してきた。...

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『浪花の恋の物語』(その3)

 12月22日の午後――。  正月作品『殿さま弥次喜多 捕物道中』が昨日クランク・アップして、錦之助は京都から弟の賀津雄といっしょに東京へ帰って、青山の実家にいた。...

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『浪花の恋の物語』(その4)

 錦之助が吉右衛門の忠兵衛を観たのはもう10年近く前のことであった。  昭和24年3月、「恋飛脚大和往来」の「封印切」の場が新橋演舞場で再演され(昭和23年1月帝国劇場で上演され好評だった)、還暦を過ぎた吉右衛門が連日、忠兵衛を熱演していた。梅川は若き日の歌右衛門(当時芝翫)、八右衛門は脇役のベテラン市川團之助であった。...

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『浪花の恋の物語』(その5)

 三喜雄が、企画部長の辻野公晴とともに、東京・笹塚にある内田吐夢の家を訪ねたのはクリスマス過ぎであった。年を越す前に、挨拶と簡単な打ち合せだけはしておきたかったからだ。  辻野は、吐夢とは戦前から旧知の間柄だった。三喜雄は、吐夢と京都撮影所で挨拶をする程度で、直接会って話したことはない。巨匠吐夢の作品のプロデュースを担当するのも初めてなので、緊張していた。...

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『浪花の恋の物語』(その6)

 初めは巨匠の前でかしこまっていた三喜雄も、だんだん打ち解けてきた。正座を崩さずニコニコしながら話を聴いている三喜雄を見て、吐夢が言った。...

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