3月に入ってずっと、錦之助映画ファンの会の記念小冊子の編集制作をやっていた。先週の金曜にそれがやっと終わった。印刷所へ入稿したので、4月1日には完成予定である。
その間、東北関東大震災があり、私の家も仕事場も別に被害はなく、ただ本箱の上段の本が崩れ落ちただけだったが、その後テレビのニュースをずっと見ていた。東京にも何度か地震があり、原発問題や節電への心配もあり、また家庭の事情もあって、落ち着かなかった。が、こういう時には、外に出ないで、本の編集制作に励もうと思い、集中的に仕事をした。3月初めには、もしかすると今月中には出来ないかもしれないと思っていたが、すべての誘惑を断って(映画へ行かない、本を読まない、人に会わない)、最初の予定通り、4月2日発行の運びになった。この2週間は、テレビのニュースを観る時以外は、ほとんどの時間、パソコンの編集ソフトに向かい合っていた。円尾敏郎さんにはいつものことだが、校正を手伝ってもらい、感謝。
錦之助映画ファンの会の小冊子というのは、「青春二十一」というタイトルで、会報というよりむしろ錦之助ファンのための記念本に近いものである。一昨年に出版した「一心 錦之助」の続篇のような本だと思っていただけばよい。あの本ほど写真は入っていないが、それでも東映に高額の著作権料を払って、スチール写真を5枚使った。スナップ写真も十数枚使っている。内容は、「錦之助映画祭り」のレポートに加え、錦之助関係のいろいろな記事を掲載している。
まず、京都での有馬稲子さんのトークショー(中島貞夫監督が聞き手)と故・千原しのぶさんのトークショー(円尾敏郎氏が聞き手)の模様を収録してある。それと、近代映画社の小杉修造社長に先日私がインタビューした記事が載っている。昔、「近代映画」の編集者として小杉さんが錦ちゃんに取材した時の話、錦ちゃんとお母様がアメリカ旅行をした際、小杉さんが各地を案内した時のエピソードなどが語られている。私が以前このブログに書いた記事も一部改稿して載せた。錦之助映画論としては、「剣は知っていた 紅顔無双流」を書き改めて載せた。ニュープリント制作が不可能になったことに対する腹いせもあってのことだ。
今回の小冊子「青春二十一」(第一巻)、巻頭写真ページが8ページ、本文80ページで、カバーは四色刷で、表紙には画家の植木金矢さんの快諾をいただき、植木さんが描いた『あばれ纏千両肌』の野狐三次を使っている。薄いけれどもかなり豪華な冊子である。限定版500部、錦之助映画ファンの会の会員と関係者各位へは1冊無料進呈。ファンの会の皆さんへは、4月2日・3日の総会の出席者には手渡し、欠席者には郵送。一般の方々への販売もするが、定価1000円(税別)。全国の書店で注文すれば入手可能。ネット書店でも販売予定。第二巻は今年の夏以降に発行したいと思っている。
その間、東北関東大震災があり、私の家も仕事場も別に被害はなく、ただ本箱の上段の本が崩れ落ちただけだったが、その後テレビのニュースをずっと見ていた。東京にも何度か地震があり、原発問題や節電への心配もあり、また家庭の事情もあって、落ち着かなかった。が、こういう時には、外に出ないで、本の編集制作に励もうと思い、集中的に仕事をした。3月初めには、もしかすると今月中には出来ないかもしれないと思っていたが、すべての誘惑を断って(映画へ行かない、本を読まない、人に会わない)、最初の予定通り、4月2日発行の運びになった。この2週間は、テレビのニュースを観る時以外は、ほとんどの時間、パソコンの編集ソフトに向かい合っていた。円尾敏郎さんにはいつものことだが、校正を手伝ってもらい、感謝。
錦之助映画ファンの会の小冊子というのは、「青春二十一」というタイトルで、会報というよりむしろ錦之助ファンのための記念本に近いものである。一昨年に出版した「一心 錦之助」の続篇のような本だと思っていただけばよい。あの本ほど写真は入っていないが、それでも東映に高額の著作権料を払って、スチール写真を5枚使った。スナップ写真も十数枚使っている。内容は、「錦之助映画祭り」のレポートに加え、錦之助関係のいろいろな記事を掲載している。
まず、京都での有馬稲子さんのトークショー(中島貞夫監督が聞き手)と故・千原しのぶさんのトークショー(円尾敏郎氏が聞き手)の模様を収録してある。それと、近代映画社の小杉修造社長に先日私がインタビューした記事が載っている。昔、「近代映画」の編集者として小杉さんが錦ちゃんに取材した時の話、錦ちゃんとお母様がアメリカ旅行をした際、小杉さんが各地を案内した時のエピソードなどが語られている。私が以前このブログに書いた記事も一部改稿して載せた。錦之助映画論としては、「剣は知っていた 紅顔無双流」を書き改めて載せた。ニュープリント制作が不可能になったことに対する腹いせもあってのことだ。
今回の小冊子「青春二十一」(第一巻)、巻頭写真ページが8ページ、本文80ページで、カバーは四色刷で、表紙には画家の植木金矢さんの快諾をいただき、植木さんが描いた『あばれ纏千両肌』の野狐三次を使っている。薄いけれどもかなり豪華な冊子である。限定版500部、錦之助映画ファンの会の会員と関係者各位へは1冊無料進呈。ファンの会の皆さんへは、4月2日・3日の総会の出席者には手渡し、欠席者には郵送。一般の方々への販売もするが、定価1000円(税別)。全国の書店で注文すれば入手可能。ネット書店でも販売予定。第二巻は今年の夏以降に発行したいと思っている。