きのうは入江若葉さんがニュープリントになった『冷飯とおさんとちゃん』(田坂具隆監督、昭和40年)を見にいらっしゃった。上映前に10分ほどご挨拶していただき、最後部の席でいっしょに鑑賞。私は先日、試写で見たばかりだったが、この映画は何度見ても感動する。『ちゃん』では途中から涙が出て、鼻水が止まらず、困った。ティシューを持っていなかったので…。
終わって、お誘いした映画監督の細野辰興氏と若葉さんと三人で、近くの中華料理屋で1時間ほど歓談。若葉さんは何かお宅で急用ができたらしかったが、お引止めしてしまい、悪いことをしてしまった。申し訳なく、お住まいになっている東陽町のマンションまで車でお送りする。
『冷飯とおさんとちゃん』は、ニュープリント代が約100万円。ラピュタ(石井さんの強い希望があった)と錦之助映画ファンの会で折半してお金を払い、東映に寄贈することになる。埋もれた名作なので、できるだけ多くの方に見てもらうことを切に願っている。二日とも30人を超す入りだったが、早い時間帯になれば、もっとお客さんが入るのではないか。3時間の大作を同じ料金で見られ、ラピュタも採算を度外視した意気込みでの上映(入場数500人でも赤字)なのだ。しかも、不朽の名作。主催者としてこの映画は絶対に見てもらいたい!!