Quantcast
Channel: 錦之助ざんまい
Viewing all 119 articles
Browse latest View live

ラピュタ「錦之助映画祭り」その42

$
0
0



 錦之助祭りもついに最終日。『江戸っ子繁昌記』『丹下左膳 飛燕居合斬り』と、股旅映画の傑作『沓掛時次郎 遊侠一匹』を上映して終わりだ。
 2か月間、まあ、長かったような、短かったような…。上映作品35本はこの期間に全部見たし、トークゲストのお相手もし、たくさんのお客さんに接し話をした。が、今思い返すと、まるで走馬灯のように大勢の人たちと数限りない画面が、あわただしく目の前を通り過ぎていったような気もする。




久しぶりの『笛吹童子』

$
0
0


♬ヒャラーリ ヒャラリコ、ヒャリーコ ヒャラレロ 誰が吹くのか 不思議な笛だ♬
 ラピュタで『笛吹童子』(1954年)三部作を見てきた。10年ぶりにスクリーンで見たせいか、大変面白かった。さすがに一世を風靡した東映娯楽版の会心作だけあって、見どころ満載。低予算でセットも何も安っぽく、特撮も大したことはないのだが、そこがまた、味があって良い、なんて言ったら、褒め過ぎか。子供向けとはいえ、こんな冒険時代活劇をよく作ったよなあと思う。錦・千代、大友、月形の男優陣、高千穂、田代の女優陣のキャスティングもぴったり。脇役では千石規子がいい。個性的な人物がたくさん出て来て、ストーリーもテンポ良く展開していくので、飽きない。当時の少年少女は、NHKのラジオドラマをずっと愛聴していて、翌年映画化されるや、期待に胸膨らませて、映画館に行ったのだというが、みんなハラハラ、ドキドキしながら見たにちがいない。
 私は「笛吹童子世代」(1940年代生まれ)でなく、兄がそうだった。それで、父母に連れられて幼児の私(2歳)も見せられたらしいのだが、公開時の『笛吹童子』はまったく覚えていない。物心ついて見た『紅孔雀』はかすかに記憶があるのだが…。『笛吹童子』をちゃんと見たのはリバイバル上映(あるいはテレビ)で、小学生低学年の時だったと思う。
 まあ、そんなことはどうでもいいが、今回私が『笛吹童子』見た日(金曜)のラピュタはほぼ満員。70歳以上の「笛吹童子世代」のお客さんばかりだった。今の若い人が『笛吹童子』を初めて見たら、どう思うのだろうか。で、たまたまラピュタのスタッフの女性がいっしょに見ていたので、終わってから尋ねてみた。「ほんとに面白かった!見て良かった。とくに第二部はあっという間に見終わっちゃった」
嬉しくなった私は、彼女を喫茶店へ誘い、ケーキを御馳走した。




吉田義夫氏の遺品

$
0
0
 俳優の吉田義夫氏の娘さんから宅急便が届き、錦之助関連のいろいろな物を頂戴した。錦之助が歌った『やくざ若衆』のレコード(SP盤)、雑誌「平凡」の特集号、映画のパンフなど。どれも吉田義夫さんが持っていた物だ。



 早速、お礼の電話をする。娘さんは由岐子さんといい、京都市在住。女優の円山榮子さんから私のことを聞いて、家の片づけをして出てきた遺品を送ってくださったのだ。由岐子さんとはお会いしたこともなく、お話しするのも初めてだったが、電話で2時間ほどお話しして、お父様の素顔や貴重な裏話をいろいろ伺うことができた。家では錦之助さんのことをいつも親しげに「錦ちゃん」と呼んでいたこと。『笛吹童子』で初共演し、それからは「また錦ちゃんの映画に出るんや」と言って喜んでいたこと。右太衛門さんが吉田さんのあの異様な顔を好み、いつも旗本退屈男の引き立て役としてお声がかかったこと、などなど。
 吉田義夫さんは1911年京都生まれ。京都絵画専門学校(現・京都市立芸術大)の日本画科を出て、美術の先生や法隆寺の壁画の復元の仕事をしばらくやっていた。戦後、新劇に参加し、映画俳優に転じたが、映画初出演は1951年の『剣難女難』(新東宝、加藤泰監督)、40歳の時だった。妻と娘4人を養うため、東映の専属となり、以後毎日朝から晩まで馬車馬のように働いたという(由岐子さんの話)。亡くなったのは1986年(享年75歳)。
 なにしろ、吉田義夫と言えば、東映時代劇では悪役ばかりで、錦之助主演作では、『紅孔雀』の網の長者(元海賊)、『七つの誓い』のオンゴ将軍(山賊)の印象が強烈。今でも私は、子どもの頃見たあの大きな恐い顔が忘れられない。


『紅孔雀』の網の長者


『七つの誓い』のオンゴ将軍

 その他、悪役人、悪徳商人、女衒などが思い浮かぶ。しかし、ご本人は悪役をやることに対して割り切っていて、どんな役でも出演料をもらえれば満足していたそうだ。吉田義夫氏が悪役でない役を演じたのは『宮本武蔵 一乗寺の決斗』*で、陶工の役。ロクロを回しているだけのワンカットで、下を向いているため顔がほとんど見えないのだが、吉田さん自身は、こんな楽な役で出演料をもらえたことをかえって喜んだという。
 *『宮本武蔵 般若坂の決斗』に訂正。

 吉田義夫氏は東映を辞めてフリーになってからも映画やテレビで活躍したので、40代50代の人でも知っている人が多いと思う。映画『男はつらいよ』シリーズではちょい役(座長や夢の中の悪役)だったがレギュラー出演だったし、NHKの朝ドラ「鳩子の海」の祖父役、そして「悪魔くん」のメフィスト役などが印象深い。昭和の個性あふれる名脇役の一人だった。


「悪魔くん」のメフィスト

2019秋―錦之助映画ファンの会の

$
0
0
 明日日曜は新橋で中村錦之助の映画ファンの会の集い。私の企画で12年以上続けている上映会だ。春と秋の年2回行い、もう二十数回やっている。あちこちから熱心な錦之助ファンが30名くらい集まり、みんなで映画を見て楽しみ、その後はレストランで宴会。朝から夕方までオンリー錦之助で盛り上がる。
 ただし、会員の平均年齢は今や75歳を超えてしまった。開始当初は元気だった人が、もう何人もあの世へ行き、また高齢化して参加できなくなっている。寂しい限りだ。でも、私はできる限り続けようと思っている。昨年から今年にかけて新しい会員も数人加わった。30代半ばの若くて美しい女性も入り、今回は参加できないがパリ在住の女性(やや高齢の日本人)も入った。彼女なんか今春阿佐ヶ谷での錦之助映画祭りの期間中、2度来日したほどで、熱狂的な錦之助ファンなのだ。高級チョコレートやフォアグラの缶詰などお土産もいただいた。まあ、こういう人たちの後押しもあるし、当日は皆さんの楽しそうな笑顔が見られるから、大いにやり甲斐がある。
 下の写真は2007年10月の錦之助映画ファンの会の集い。今は亡き女優の高千穂ひづるさんの喜寿を祝う会でもあった。12年前で、最前列右側にいる私は55歳。若いなあ!



2019秋―錦之助映画ファンの会(2)

$
0
0
 一日がかりの錦之助映画ファンの会の集い、救急車を呼ぶこともなく、無事終了。なにしろ75歳以上の高齢者が大半の会で、東京首都圏だけでなく、東北や関西から日帰りで参加する人もいて、世話役の私も心配だったが、終わって一安心。
 新橋のTCC試写室で朝の10時半から昼食抜きで5時間、錦之助映画を見まくり、午後4時から近くの料理店で3時間、飲み放題の宴会。錦ちゃんからカンフル剤の注射をしてもらったような老人が20数名、みんな興奮して大盛り上がりだった。

「東映時代劇祭り」開催

$
0
0


 来春、阿佐ヶ谷で「東映時代劇祭り(仮題)」を催します!
 きのう(12月30日)、ラピュタ支配人の石井さんと第一回打合せ完了。
 2020年3月22日(日)から約2か月間、東映全盛期の娯楽時代劇を約36本上映予定。チャンバラ・スター勢揃い。千恵蔵、右太衛門の両御大、大友、錦之助、千代之介、橋蔵、そして月形、大河内。ひばりの出演作もやります。上映作品は、今春「錦之助映画祭り」でやったものは除き、それぞれのスターの出演作を均等に選ぼうと思っています。『赤穂浪士』『任侠東海道』『水戸黄門』『怒濤の対決』(以上オールスター映画)、『大菩薩峠』(3部作)『旗本退屈男』『鳳城の花嫁』『丹下左膳』『新吾二十番勝負』(3部作)『暴れん坊兄弟』などが候補作。石井さんの希望で錦ちゃん主演の『殿さま弥次喜多』第二作と第三作もやります。
 1月半ば以降に、特集のタイトルを決め、上映作品の選定とスケジュールの作成、さらにトークゲストの交渉を行い、2月半ばからチラシの制作に入ります。作品解説は多分私が書くので大変です。決定事項については、随時この場で知らせしていくのでお楽しみに!



ラピュタ「東映時代劇祭り」(仮題)

$
0
0
 きのうはラピュタ阿佐ヶ谷の支配人の石井さんと三回目の打ち合わせ。3月第4週から2か月間催される東映時代劇特集のタイトルと上映作品がほぼ決まった。昭和30年代東映全盛期の娯楽時代劇をメインに、東映の七大スターだった千恵蔵、右太衛門、大友、錦之助、千代之介、橋蔵、ひばり、および名優の月形龍之介、大河内傅次郎の出演作を計35本上映。すべて35ミリのフィルム上映で、国立映画アーカイブ(旧フィルムセンター)から4本、東映から31本借りる。上映プログラムの作成は石井さんに任せ、私はトークゲスト(4人ほど)の招聘とチラシの解説を担当することに。チラシの配布は3月初めからになる。概要は以下の通り。

 タイトル:「東映ビッグスタア大行進」
 サブタイトル:「痛快!時代劇まつりVol.1」
 3月22日(日)~5月23日(土)
 上映作品:「侍ニッポン 新納鶴千代」「鳳城の花嫁」「旗本退屈男 謎の南蛮太鼓」「右門捕物帖 片眼の狼」(以上アーカイブ所蔵)、「新選組鬼隊長」「ふり袖侠艶録」「はやぶさ奉行」「大菩薩峠」(三部作)「浪人八景」「柳生旅ごよみ 女難一刀流」「丹下左膳」「鞍馬天狗」(1959年マキノ雅弘監督)「伊達騒動 風雲六十二万石」「殿さま弥次喜多 捕物道中」「殿さま弥次喜多」「江戸っ子判官とふり袖小僧」「江戸の悪太郎」「恋山彦」「水戸黄門 天下の副将軍」「水戸黄門」(1960年松田監督)「血斗水滸伝 怒涛の対決」「若さま侍捕物帖」「暴れん坊兄弟」「家光と彦左と一心太助」「新吾二十番勝負」(三部作)「きさらぎ無双剣」「東海一の若親分」「森の石松鬼より恐い」「ひばりの森の石松」「八荒流騎隊」「天下の御意見番」

*各スターの出演作は、千恵蔵9本、右太衛門8本、大友11本、錦之助13本、千代之介13本、橋蔵10本、ひばり8本。
*監督別で言うと、松田定次8本、佐々木康6本、マキノ雅弘4本、内田吐夢3本、沢島忠8本、佐伯清、加藤泰、河野寿一、深田金之助、松村昌治、工藤栄一各1本。





ラピュタ「東映ビッグスタア大行進」

$
0
0
 ラピュタの石井さんから連絡あり。「東映ビッグスタア大行進」の上映作品を3本追加することに。「血槍富士」(1955年、内田吐夢監督、千恵蔵主演)、「八百万石に挑む男」(1961年、中川信夫監督、右太衛門主演)、「橋蔵の若様やくざ」(1961年、河野寿一監督、橋蔵主演)を入れて、計38本。期間は変わらず、3月22日(日)~5月23日(土)。




ラピュタ「東映ビッグ・スタア大行進」(その2)

$
0
0
 ラピュタ阿佐ヶ谷で今春開催の「東映ビッグ・スタア大行進 / 痛快!時代劇まつり」。
『水戸黄門 天下の副将軍』(1959年、松田定次監督)のフィルム状態が悪く、上映不可になってしまった。どこかの映画館でフィルムを映写機にからめてズタズタにしたらしく、ロールの巻頭部分、つまりタイトルとクレジットのところが破損しているうえ、第4巻のパーフォレーション(両側の穴)も傷んでいるとのこと。ラピュタの石井さんが東映からフィルムを取り寄せて試写してみたが、やはり無理だという結論に。『天下の副将軍』は、月形龍之介主演、東映五大スター競演の華やかで楽しい作品なので、まことに残念!
 で、差し替え作品は、いろいろ悩んだ末、私の推奨で『おしどり囃子』(1956年、佐々木康監督、美空ひばり、大川橋蔵主演)に決まった。この映画は、橋蔵が東映で映画デビューして間もない頃の作品で、ひばりちゃんの相手役をやっていた時代のもの。白黒だが、なかなか良く出来た時代劇。ひばりちゃんも可愛いし、橋蔵も若々しくて良い。
 トークゲストは、先日もここに書いたが、まず星美智子さんが決定。4月19日(日)の午後、『大菩薩峠 第二部』(1958年、内田吐夢監督)の上映後に。

  

 もう一人、風間杜夫さんがいらっしゃることになった。石井さんが交渉してくれて、5月12日(火)の夕方、『江戸の悪太郎』(1959年、マキノ雅弘監督)の上映後に決定。風間さんは、子役時代、東映作品に数多く出演しているが、この映画では大変良い役をやっている。子役の頃のこともよく憶えているとの話だ。芝居公演の真っ最中なのに、オフの日にわざわざ来てくださるという。トークの聞き手は私がやる予定。ゲストには、あともう一人か二人、お呼びしたいと思っている。
 すでに38作品の上映スケジュールも決まった。次回に告知したいと思う。



 

ラピュタ「東映ビッグ・スタア大行進」(その3)

$
0
0
「東映ビッグ・スタア大行進」上映スケジュール。ラピュタ阿佐ヶ谷、3月22日(日)~5月23日(土)。黄色いところはトーク・イヴェントのある回。38作品中、錦之助出演作は全部で12本あります。



ラピュタ「東映ビッグ・スタア大行進」(その4)

$
0
0
 このところ、ラピュタでやる「東映ビッグ・スタア大行進/痛快!時代劇まつり」のチラシの解説をコツコツ書いている。夜中に1本か2本、映画の録画を見て、翌日の午後はパソコンに向かい、作品のデータと解説をワードの原稿用紙に書く。全部で38作品あるので大変だ。
 何度か見たことがあり、記憶の残っている映画は約15本。その録画は見ないで済ますが、昔一度だけ見て忘れてしまった映画や見たことのない映画は、ちゃんと見ないと書けない。私がVHSかDVDを持っていない映画で、TSUTAYAでも借りられない映画が9本あったので、先日、映画狂の友人からテレビで放映した時のそれらの録画を借りた。
 まあ、映画を見るのは好きだし、参考書を読むのも好きだからいいとして、問題は解説の字数制限である。110字までなので、書きたいことが全然書けない。結局、マニアックなことは除き、映画のストーリーはさわりだけ紹介して、読んだ人がその映画を見たくなるような内容にしたいと考えている。でも、これがなかなか難しい。
 チラシの解説の一例。『はやぶさ奉行』(1957年、深田金之助監督)の解説を書いたが、110字以内に収めるとこんな感じ。
「千恵蔵のご存知遠山の金さん。12本目で初のカラー&ワイド。背中の桜吹雪も色鮮やか。やっぱり御大、啖呵と顔の迫力が違う。橋蔵のねずみ小僧も颯爽と登場。将軍暗殺の陰謀を知った金さん、左甚五郎に変装し日光に乗り込むが、毒を盛られ…。」
 読んだ人、この映画見たくなるかなあ?



 ところで、錦之助の出演映画だとスラスラ書ける。たとえば、
『新選組鬼隊長』(1954年、河野寿一監督)
「新選組の池田屋襲撃。冒頭の壮絶な斬り合いが見もの!千恵蔵の近藤勇、錦之助の沖田総司。二人の師弟愛を軸に、恋模様を織り込みながら新選組の末路までを描く。子母沢寛「新選組始末記」の映画化。近藤勇の人間像を掘り下げた先駆的大作。」



『殿さま弥次喜多 捕物道中』(1959年、沢島忠監督)
「シリーズ第2弾。尾張と紀州の殿様がまたもや城を抜け出して、自由気ままな弥次喜多道中。船に乗ったはいいが、謎の殺人事件に巻き込まれ、追いつ追われつの大騒動。ヒッチコック・タッチを取り入れた底抜けに楽しい常識はずれの時代劇。」



『殿さま弥次喜多』(1960年、沢島忠監督)
「八代将軍をめぐるスクープ大合戦!歌う女事件記者、キュートな娘焼き芋売り、けったいな男伊達らを巻き込みながら、尾州紀州の殿さまコンビが瓦版屋の臨時店員に成りすまし、てんやわんやの大騒動。沢島監督会心のスラップスティック時代劇。」



『水戸黄門』(1960年、松田定次監督)
「お盆のオールスター映画。水戸黄門はやっぱり月形がいい。風格が違う。千代之介の助さん、賀津雄の格さんを従え、江戸の連続放火事件の究明に乗り出す。錦之助の火消しの頭領と大友の田舎侍との友達関係が愉快。松田監督一流の娯楽大作。」



『森の石松鬼より恐い』(1960年、沢島忠監督)
「『森の石松』の舞台稽古が捗らず、イライラした演出家の石井。泥酔して目を覚ますと、江戸時代にタイムスリップ。自分が石松本人に!みんな知った顔なのに話が通じず、次郎長からは金毘羅代参を命じられ…。戦前作品『続清水港』のリメイク。」



『東海一の若親分』(1961年、マキノ雅弘監督)
「明るく気っぷのいい錦之助の「若き日の次郎長」シリーズ第2弾。清水で一家を構えた次郎長は、お蝶と祝言を挙げるが、いざこざから旅に出る羽目に。大政、石松、綱五郎らの子分も揃い、秋葉の祭りを舞台に、仇敵ドモ安一家へ殴り込む!」



ラピュタ「東映ビック・スタア大行進」(その5)

$
0
0
 ラピュタ阿佐ヶ谷「東映ビッグ・スタア大行進/痛快!時代劇まつり」のチラシ表紙のデザインが完成!女性デザイナー須川さんの、いつもながらの素敵な表紙だ。中ページの最終校正も済み、今日の夕方には印刷所へ入稿。チラシが仕上がり、配布が始まるのは来週末の3月6日(金)あたりか。

 

 それと、トークに林家木久扇師匠が見えることになった。木久扇さんは大の時代劇通で、これまで私が企画した上映会にいつも協力してくださっているので、今回トークゲストにお招きしたところ、喜んで!とのことだった。最近師匠はユーチューバーとしても有名で(「キクチン」の名で90万人再生中とのこと)、その上、5月半ばまでは寄席でトリを務めたりして大変お忙しいらしいが、5月18日(月)の右太衛門主演『八百万石にいどむ男』の上映回(13:00~)にいらしていただけることに。一昨日マネージャーの方から連絡があった。これで、トークゲストには、星美智子さん、風間杜夫さん、林家木久扇さんが決定(聞き手は私)。



ラピュタ「東映ビッグ・スタア大行進」(その6)

$
0
0
「痛快!時代劇まつり」のチラシの発送がやっと終わった。案内状を添え、錦之助ファンの会の会員51名と映画関係者26名に送った。私一人の手作業なので、2日かかったが、これでスッキリ。
 まあ、でも、今回の上映会は、コロナウィルスの影響で、来場者数がガクッと減ることは間違いなかろう。もう今更、中止も延期もできないから、やるっきゃない!
 明るい喜劇もあるし、すさまじいチャンバラ映画もあるので、わざわざ見に来られた方には、不吉なことなど忘れて、大いに楽しんでもらいたいと思う。
 目下、仕事部屋にポスターを貼って、眺めている。



ラピュタ「東映ビッグ・スタア大行進」(その7)

$
0
0
 22日の日曜からラピュタ阿佐ヶ谷で「東映ビッグ・スタア大行進/痛快!時代劇まつり」が始まった。コロナウィルス騒ぎでお客さんの入りを心配したが、初日はまずますだった。上映回順に32名、20名、15名、11名で、私は1回目の開始時と3回目の終了時に入り口で知人に挨拶だけして、午後は用事があって、映画は見ず。



 23日の月曜は脚本家の石森史郎さんと活動弁士の縁寿さんが見えたので、午後1時から一緒に映画を見た。『血槍富士』『ふり袖侠艶録』『殿さま弥次喜多 捕物道中』と立て続けに3本。それぞれタイプの違う時代劇なので、まったく飽きることなし。お二人にも楽しんでいただけた。問題のお客さんの数は、どの回も15名前後。ラピュタは定員約50名だが、平日はだいたいこの程度なので、コロナの影響で客数が大幅に減ったという印象は受けなかった。
 終わって、『殿さま弥次喜多 捕物道中』を見に来た友人で画家の桜井宏さんを交え、4人で記念写真。



 それからこの4人で近くの中華料理店へ行き、3時間近く映画の話に花を咲かせた。店を出たのは10時近く。石森さんは88歳だし、私が尊敬する大先生なので、車で立川の家までお送りした。立川から引き返し、永福町の自宅に帰ったのは、0時半。

 24日の火曜は、夕方『殿さま弥次喜多 捕物道中』の終了時にラピュタへ行った。お客さんは15名ほど。映画監督の細野辰興さんと助監督の岩谷君が見に来ていたので、お二人と阿佐ヶ谷のおでん屋へ行き、2時間ほど映画談義。細野さんは錦之助の大ファンなので、大いに盛り上がった。

ラピュタ「東映ビッグ・スタア大行進」(その8)

$
0
0
 ラピュタ阿佐ヶ谷が今度の日曜から2週間(4月5日~18日)、休館することになった。先ほど支配人の石井さんから連絡があり、この期間の番組は6月末から7月初旬に振り替えることに(詳細は後日)。良い決断だと思う。


 
 ラピュタは「時代劇まつり」が始まって、定員50名のところを30名までに入場制限をしていたが、先日私が見に行った時には20名以上いて、少し驚いた。もっと少ないだろうと予想していたからだ。館内は密閉空間だが、みんな間隔を空けて黙って見ていたので、たとえ保菌者がいても、感染しないかもしれないと思った。が、高齢者が大半なので、危険なことは確かだろう。
 
 4月5日からは国立映画アーカイブで借りる映画が2本あり、『大菩薩峠』も始まって、お客さんが増えることが予想されるため、休館することに決めたとのこと。再開後のプログラムは多少変えるようだが、4月19日以降、東京の感染状況がどうなっているかも、実を言うと、気がかりである。まあ、しかし、一時的にせよ、中断して動向を見守るのもいいことだと思う。


ラピュタ「東映ビッグ・スタア大行進」(その9)

$
0
0
 ラピュタ支配人の石井紫さんからメールをもらう。4月5日から18日までの臨時休館による変更スケジュール表。19日以降の再開は状況次第で、休館期間の延長もあり得るが…。『大菩薩峠』三部作はすべて振替上映期間(6月28日からの2週間)にまわすので、19日以降のプログラムも一部変更になっている。
 それと、これはすでに告知してあるが、4月19日に予定していた星美智子さんのトークイヴェントは中止。
 ラピュタでは、5月24日から6月27日までの1か月、「酔っぱらい映画祭」(酔っぱらいが登場する映画の特集)を予定していて、振替上映はその後になる。
 この振替期間に上映する東映時代劇は以下の9作品。
『大菩薩峠』三部作、『侍ニッポン 新納鶴千代』『殿さま弥次喜多』『若さま侍捕物帖』『鳳城の花嫁』『恋山彦』『ひばりの森の石松』



ラピュタ「東映ビッグ・スタア大行進」(その10)

$
0
0
 緊急事態宣言が出て、ラピュタの休館が延長になった。
 ゴールデンウィーク明けには再開予定だが、これも状況次第。
 休館期間中のプログラムは、6月末以降に振替上映するとのことだが、これも未確定。
 5月12日に予定していた風間杜夫さんのトークも中止。
 いやはや、「ビッグ・スタア大行進」どころか「ビッグスタア大退却」だし、「痛快!時代劇まつり」どころか「痛恨!時代劇まつり」になってしまった。

ラピュタ「東映ビッグ・スタア大行進」(その11)

$
0
0
お待たせしました!
ラピュタ阿佐ヶ谷の「痛快!時代劇祭り」を最初からもう一度やり直して、上映することになりました。期間は7月19日(日)から9月19日(土)の2か月間です。プログラムは同じです。
ラピュタは6月17日(水)より営業再開しますが、1か月間は、「酔っぱらい映画祭」です。その後、「時代劇祭り」をやります。
長いトンネルを抜けて、ようやく錦ちゃん始め、東映スタアの面々に会える日がやってきました。

ラピュタ「東映ビッグ・スタア大行進」(その12)

$
0
0
ラピュタ阿佐ヶ谷で再スタートします。日程とプログラムをアップします。

Viewing all 119 articles
Browse latest View live