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Channel: 錦之助ざんまい
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ラピュタ「錦之助映画祭り」その23

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 きのうはラピュタへ行って、『曽我兄弟 富士の夜襲』を見てきた。大好きな映画で、もう何度見たか分からない。
 最初に見たのは私が5歳の頃で、大感動したのを今でも憶えている。ラストで千代ちゃんの十郎が自害するところにショックを受けた。私が小さな頃、映画館で見て感動した映画は4本あって、その内の1本である。ほかの3本は、『日本誕生』『ベンハー』『荒野の七人』なのだが、『曽我兄弟』を二度目に見たのは50歳を過ぎてからで、ビデオでだった。その時も感動した。
 スクリーンで再び見たのは、11年前、佐々木康監督の上映会が新文芸坐であった時だ。佐々木家がお金を出して東映に焼いてもらったニュープリントを見た。これがきっかけで、私は一念発起し、錦之助映画のニュープリントをファンの会の寄付金で作り始めることになった。思えば、それから錦之助祭りの企画とニュープリント制作に力を尽くしてきたが、今回の錦之助祭りで上映する35作品のうち、以前錦之助映画ファンの会の寄付金で作った映画が何本かあるので、ここに記しておきたい。
『ゆうれい船 前後篇』『殿さま弥次喜多 怪談道中』『一心太助 男の中の男一匹』『任侠清水港』『隠密七生記』『江戸っ子奉行 天下を斬る男』である。今回は上映しないが、『忠臣蔵』もそうだ。総額二百数十万になるだろう。ファンの会(現在会員数58名)には寄付に協力されて亡くなった方も数人いる。きっと今回の錦之助祭りに来て映画を見たかっただろうなあと思うと、感慨ひとしおである。






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